各所でおすすめされてた高橋洋一『さらば財務省!』読みました。これおもしろすぎた。今年読んだ本で今んとこ一番。
題名からして、何か暴露本みたいな(『さらば外務省』のパクリ)印象を受けるが、現在進行中の日本の政治経済について、官僚の官僚組織を突き破る目線で書かれた真面目な一般書・教養書。
一体何がこんなにおもしろいのか、考えてみた。
一体この本の何がこんなにおもしろいのか、考えてみた。
- まず、第一に組織に対抗した個人の英雄物語、つまり善悪の対比がはっきりしたヒーローものだからおもしろい。著者はすごく魅力的な人物。
- 第二に、あまり知る事の無い、政治や官僚組織の実体が垣間見えておもしろい。特に、後世評価されるであろう小泉政権時代の「改革」話が多いので、さらにおもしろい。
- 第三に、著者のリフレ派(上げ潮派)的立ち位置が、個人的にしっくり来た(政治的に同意見)ので、おもしろい
このあたりだろうか。学生の方は是非、読みましょう。
あと、友達が高橋洋一の授業を受けてて、僕も潜り込もうと思ったんだけど、時間が無かったり、めんどくさかったりで行けなかった。日程とかわざわざ教えてくれたのにごめんなさい。
高橋洋一の経済専門書も、評判ではかなりおもしろそうだから、今度読んでみる。
官僚組織について考えてみた。
ある組織が存在すれば、その組織の力は組織自身の利益を最大限にする方向に働く。それは、厳しい自然環境の中で最適な戦略を採ろうとする、生物もしくは遺伝子と同じなのだろう。
組織自身の最大化が(官僚が私腹を肥やすのが)、組織の存在意義(官僚組織は国民のためにある)を否定するものであれば、組織を解体するか(それは無理なので)、最大化の方向を変えるしかない。自然環境が変われば、最適な戦略も変わる。環境を変える、つまり、制度や律法を変えるしかない。
とゆう事で、内閣官房に内閣人事局を設置し官僚の人事権を内閣が握る、国家公務員制度改革基本法案は評価されるべき。官僚が官僚のために最大化されるのが、官僚が内閣のために最大化されるように、方向性が変わったのである。
前例のない、事務次官会議でまとまらなかった法案を閣議決定した安倍元首相と、公務員改革を推し進めた渡辺喜美、中川(愛人)は本当にすごい。あと、民主党もなのかな。
政治は官僚を牛耳れるのか 土壇場決着の公務員制度改革 – ビジネススタイル – nikkei BPnet
参考・参照
photo by Railstation.net〜名所旧跡・自然風景転載フリー写真集〜
Category :
書籍・書評・レヴュー
Tags: books, economy, politics, review, さらば外務省, 高橋洋一
2008-07-03
by
rui_mashita
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