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	<title>retujyou.com どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに &#187; 機動警察パトレイバー</title>
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	<description>どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに</description>
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		<title>パトレイバー2と天使のたまごの感想</title>
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		<pubDate>Wed, 29 Nov 2006 18:09:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>rui_mashita</dc:creator>
				<category><![CDATA[アニメーション]]></category>
		<category><![CDATA[animation]]></category>
		<category><![CDATA[アンドレイ・タルコフスキー]]></category>
		<category><![CDATA[天使のたまご]]></category>
		<category><![CDATA[押井 守]]></category>
		<category><![CDATA[機動警察パトレイバー]]></category>

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		<description><![CDATA[昨日書いた劇場1作目『機動警察パトレイバー  the Movie』の感想『パトレイバー1と２、天使のたまごを見た』の続き。
今回は劇場2作目『機動警察パトレイバー 2 the Movie』と『天使のたまご』の感想。
日常 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>昨日書いた劇場1作目『機動警察パトレイバー  the Movie』の感想『<a href="http://retujyou.com/237">パトレイバー1と２、天使のたまごを見た</a>』の続き。</p>
<p>今回は劇場2作目『機動警察パトレイバー 2 the Movie』と『天使のたまご』の感想。</p>
<h3>日常内の戦争</h3>
<p>1993年上映の劇場版第2作目は戦争を忘れた人に対する不満とか、不正義の平和とかがテーマです。ベイブリッジが爆破されるテロをきっかけとして、軍と警察が対立し、日本が戦争状態になるってのが物語のあらすじ。</p>
<p>戦争・防衛をテーマに扱った漫画で有名なものにかわぐちかいじの『沈黙の艦隊』（1988年～1996年）があります。『沈黙の戦艦』と『機動警察パトレイバー ２ the Movie』の明確な違いは、日常の風景が描かれているか、イケイケか批判的かどうか、です。</p>
<p>『沈黙の艦隊』は主人公の自衛隊海軍士官が、原子力戦艦を巧みに操って、米大統領や世界の首脳陣と肩を並べ、国家とは何かとかを問うとゆう物語ですが、そこには今を生きる人々の日常は全く描かれていません。また、いち海軍仕官が各国首脳と政治的に対等にやりとりするとゆう物語は、バブルの時代の日本とゆう国が持つ自意識過剰性も表しています。</p>
<p>対して『機動警察パトレイバー ２ the Movie』では日常の風景が日本中に展開された軍の部隊と共に描かれます。自衛隊の戦車が日本独特のあの黄色と黒の縞模様の踏切を渡っているシーンや、このシーンの前後で描かれる東京の日常にある軍隊のモンタージュ、例えば高層ビルに写る軍事ヘリや小学生が戦車に手を振る場面なども、日本で有事が起こるとゆう状況を象徴している印象深いシーンです。</p>
<p>見慣れた都市の日常の上に、戦車やヘリとゆう平時には見慣れない異物を挿入する事で、戦争を忘れた人に対する不満とゆうテーマを強調しています。</p>
<h3>首都高・水・タルコフスキー</h3>
<p>さきほどあげた戦車と踏み切りも印象に残る場面ですが、このアニメには他にいくつも印象深い場面がありました。</p>
<p>一つ一つあげていくと切りが無いですが、まず、爆破されたベイブリッジをたまたま撮影したカラオケのビデオを荒川、後藤、南雲の三人で見るシーン。この時のカメラ視点は三人が見るテレビの中にあるように魚眼レンズ風の効果で見せていて、話されている内容の陳腐さと構図の密室感や全体の色の暗さとがミスマッチで笑えました。</p>
<p>次に、首都高のシーン。車の後部座席から進行方向に向かって、フロントガラス越しにオレンジに光る夜の首都高が写されていて、その後で飛行機の発進時のような音と共に<br />
全体の彩度が落ちて白黒に変わり、車が加速するシーンなんですが、これを見た時に、あぁ『ソラリス』だと思いました。</p>
<p>Andrei Tarkovsky（アンドレイ・タルコフスキー）ってゆうロシアの映画監督のSF映画『惑星ソラリス』で、名場面の一つに延々と首都高が写されるシーンがあって、それに似ています。曖昧な記憶で申しわけないんですが、特に音と車の速度感が似ているんだと思います。記憶力の無さが憎い。</p>
<p>5、6年前に見たこのシーンを思い出した時に浮かぶ疑問は、なぜタルコフスキーか、です。調べてみると押井守はタルコフスキーが好きみたいなんですが、タルコフスキーと言われて表象するイメージは、透明感のある水の表情とキリスト教的精神世界です。</p>
<p>で、やや強引に『天使のたまご』の感想に移ると、『天使のたまご』にも透明感のある水の表情とキリスト教的精神世界が見え隠れしてるな、と思います。</p>
<p>この『天使のたまご』はかなりメタファーの多いアニメで、何通りか解釈が出来るはずですが、考えるのはしんどそうなので、さらっと思いついた部分だけをメモ。</p>
<ul>
<li>赤いジャムとか赤い水はそのまま生理でビンは子宮。女性。</li>
<li>海老（有機的）な戦車、魚をつかまえる銛、は男性。</li>
<li>鳥は神、父性</li>
<li>水面＝鏡＝鏡像段階。自我との乖離。</li>
<li>魚＝対象a</li>
</ul>
<h3>参照・参考</h3>
<p>天使のたまごについて<br />
<a href="http://genki01.cc.hokudai.ac.jp/reo/media/AngelsEgg/angelsegg.1.html">An interpretation of &#8220;Angel&#8217;s Egg&#8221; (1) &#8212; R.G.B. HUCC branch</a></p>
<p>photo by Issey Niwa</p>
]]></content:encoded>
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		<title>パトレイバー1と２、天使のたまごを見た</title>
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		<pubDate>Tue, 28 Nov 2006 16:14:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>rui_mashita</dc:creator>
				<category><![CDATA[アニメーション]]></category>
		<category><![CDATA[animation]]></category>
		<category><![CDATA[押井 守]]></category>
		<category><![CDATA[機動警察パトレイバー]]></category>

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		<description><![CDATA[押井守監督のアニメ、『機動警察パトレイバー the Movie』『機動警察パトレイバー 2 the Movie』『天使のたまご』 を続けてみました。押井守のアニメを見るのは初めて。あと、補足的に『BSアニメ夜話』のパトレ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>押井守監督のアニメ、『機動警察パトレイバー the Movie』『機動警察パトレイバー 2 the Movie』『天使のたまご』 を続けてみました。押井守のアニメを見るのは初めて。あと、補足的に『BSアニメ夜話』のパトレイバーの回を見ました。</p>
<p>今回はまず劇場1作目『機動警察パトレイバー the Movie』の感想。<br />
劇場2作目と天使のたまごの感想はこちら。<a href="http://retujyou.com/239">パトレイバー2と天使のたまごの感想 ≪ どうにもならない劣情の種子を植え付けられたばかりに</a></p>
<h3>機動警察パトレイバー</h3>
<p>メディアミックスで展開された一連のパトレイバー作品は、漫画家ゆうきまさみ、デザイナー・アニメ監督の出渕裕、脚本家の伊藤和典らが中心になって、企画・設定をつくったもの。まず先行してゆうきまさみの漫画作品が発表されて、次にOVA（ビデオアニメ）、そして劇場版アニメ、TVシリーズが作られました。以下発表順</p>
<ul>
<li>漫画版　1988年～1994年　</li>
<li>初期OVA　1988年～1989年　</li>
<li>劇場版第1作『機動警察パトレイバー  the Movie』1989年</li>
<li>TVシリーズ　1989年～1990年</li>
<li>後期OVAシリーズ　1990年～1992年</li>
<li>劇場版第2作『機動警察パトレイバー ２ the Movie』1993年</li>
</ul>
<p>漫画、OVA、劇場版、TVが一年の間に次々発表されてるので、企画の段階でかなりメディアミックスを意識した作品群だったことがわかります。今回見たのは劇場版アニメ。</p>
<h3>東京バベル</h3>
<p>劇場版第1作『機動警察パトレイバー  the Movie』は1989年とゆうバブル絶頂期の作品で、過剰な自意識の蔓延するバブルの時代雰囲気がつくる都市に対する批判『退廃する都市・都市への違和感』がテーマになっています。</p>
<p>また、箱舟とゆう名のついた海上基地やバビロンって名の都市計画、旧約聖書からの引用がでてきたりして、創世記が物語の基底になっています。バベルの塔は、高すぎる塔を作る人々に怒った神が、たくさんの言葉を与える事で混乱をもたらした話ですが、パトレイバーとバベルの塔には対応があって、それぞれ、</p>
<ul>
<li>神　⇔　帆場（コンピュータウイルスを作った犯人、旧約聖書の神エホバにかけている。）</li>
<li>高すぎるバベルの塔　⇔　批判すべき都市としての東京</li>
<li>言葉　⇔　コンピュータウィルス</li>
</ul>
<p>と、こんな感じに、劇場1作目の物語は、自意識過剰になりすぎた東京に怒った帆場が、東京を混乱させるためにコンピュータウィルスをばらまくとゆう、バベルの塔の書き換えの物語になっています。東京をバベルに見立てることで時代雰囲気に対する批判を都市に代弁させて『退廃する都市・都市への違和感』とゆうテーマを明確にしています。</p>
<p>絵的に印象に残ったシーンは、モニタ画面いっぱいに表示されているbabelとゆう文字が顔に反射するシーンと、課長に怒られる時のシーンです。この二つのシーンは魚眼レンズで撮影したような歪みの効果を表現していて印象的でした。</p>
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